ラ・ドゥゼーヌ・パルフュメ・デュ・ルーブル

【年内まで】オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー ルーブル美術館コレクション レビュー

ラ・ドゥゼーヌ・パルフュメ・デュ・ルーブル

2021年まで販売延長!

こんにちは、いろはです?
なんかいいってツイートを見て最近夜にミロを飲むようにしていたんですが、なんだか製造が追いついてない?みたいで3月ごろまで元通りにはならないかもしれないらしい…!

せっかく習慣にしようと思ってたところだったのに、出鼻くじかれました~田舎なのに既にご近所では軒並み売り切れてしまいました?

さてさて、かなり庶民的なお話から始まりましたが、今回レビューするのはオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの限定フレグランス・ルーブル美術館コレクション(ラ・ドゥゼーヌ・パルフュメ・デュ・ルーブル)です✨
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーとは、18世紀後半パリサントノレ通りに店え、19世紀に入っても調香師達はアンシャンレジーム時代の職人技と、秘伝のレシピを受け継ぎ、200年以上の歴史とフランスの研究室で開発される製品は、昔ながらのレシピや教えを忠実に守りつつ、最先端の美容技術によって製造されています。

笑顔のいろは
いろは

そんなビュリーから発売されたのが、ルーブル美術館の限定コレクション!

ラ・ドゥゼーヌ・パルフュメ・デュ・ルーブル

フランスの著名な調香師たちが、ルーブル美術館所蔵の代表的な作品にインスパイアされた香りを創作するという試み。
8作品(+4つのオリジナルの香り)からインスパイアを受けたフレグランスが限定発売されているんですが、2021年1月1日までの販売となってしまいます…これでも、コロナの影響で延長されたんですよ~!!

全部集めたいところなんですが、1つ2万円以上するフレグランスを全部集めることはできないので…何とかならないかな~と思っていたんですが、全種のミニサイズが入ったコフレはそうそう売り切れた…と思ってたら再入荷されてました?

驚くいろは
いろは

私のない語彙力を絞り出して言語化できるよう努めます…!

ビュリーの香水は水性香水なので、一般的なアルコールが気化する香水がトップノート・ミドルノート・ラストノートと香りが次第に変化するのに対し、ずっと香りが変わらず同じ香りをずっとまとうことができます✨

※SNSにて在庫ある限り来年も販売との情報を見かけたので、現在確認中です…わかり次第追記します!!
→2021年まいっぱいまで販売されるそうです!うれしい!!

ヴァルパンソンの浴女

『ヴァルパンソンの浴女(LA BAIGEUSE)』は1808年にアングルによって描かれた作品。
ハーレムの裸女がテーマでサロンで裸の女性の背後から描いており、 挑戦的なアングルはのちの作品にも生かされています。

”湿ったリネンと繊細な石鹸の香り、囁きが交わされるハマムの大理石から立ち上る湯気。ラベンダーとオレンジの花をひろげた清潔なシーツが入浴後の湿った肌に触れる。ビロードのような蒼白いアイリスの花びらに、ムスクとインセンスの露が玉になる…”

ラベンダーやムスクなどの甘そうな香りをイメージしていたんですが、実際はシャボン玉のようなさわやかさが印象的な香りで、お風呂上りというよりも浴室で入浴剤に使っているようなもう少し直に香っているようなイメージですね?

サモトラケのニケ

『サモトラケのニケ(LA VICTORE DE SAMOTHRACE)』は、スポーツブランド・ナイキのブランド名の元ともなったニケ像のこと。
首から上と両腕がない状態で展示されており、勝利の女神ニケ(ニーケー)をかたどったとされています。

”香りの創作には地中海のブーケ(ジャスミン、オレンジの花、ローズ、マグノリア)と、海と塩の要素を組み合わせました。女性が立つ船は、ウッディとミルラで表現しています。”

ふんわり香るジャスミンの香りが一番強い!
フローラルだけじゃないさっぱりとした柑橘系の香りもしっかり感じることができ、甘いフレグランスは…ち苦手意識を持っていた方にもオススメしたい香りです?

ニンフとさそり

『ニンフとサソリ(LA NYMPHEAUSCORPION)』という1837年にバルトリーニによって作成された彫刻作品で、水の精・ニンフとそれを襲うサソリがかたどられています。

”ジャスミン、アンバー、ムスク、アーモンド、ヘリオトロープ(花)が中心の香調です。フランスで「恋の花」などの別名を持つヘリオトロープ。そのバニラのように甘く、愛くるしい香りにビターアーモンドのほろ苦さが少しの緊張感を与えています。”

少しビターさがプラスされたバニラの甘い香りが特徴で、甘いのに少し大人の男性っぽいようなイメージも抱きました。
新しいコスメを買って箱から開けたような、新品だけど少しすすけたような不思議な香りです。冬の寒い季節にぴったりだと思います?

大工の聖ヨセフ

『大工の聖ヨセフ(SAINT JOSEPH CHARPENTER)』はパリの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールによって、1640年ごろに描かれた作品で、信仰の象徴であるろうそくに照らされる大工の聖ヨセフと子供であるキリストが描かれているといわれています。

”シダーウッドとベチバーで木を表現し、ピンクペッパーとインセンスで朗らかな明るさを。イノセントで幼い表情をわずかに出すために、ヴァーベナのアブソリュートとオレンジブラッサム、ビターオレンジを加え、少しだけ柔らかく仕上げました”

この作品は光と闇の部分のコントラストがしっかりと描かれている作品で、この香りもしっかりコントラストのある香りで調合されており、私の表現でいうのであれば少し温泉のような香りに近いです。どちらかというと男性的な香りだと思います!

ミロのヴィーナス

『ミロのヴィーナス(LA VENUS DE MILO)』は西洋の彫刻作品の中でも、とくに有名で知らなという方はいないのではないでしょうか。
アンティオキアのアレクサンドロスの作品とされており、両腕が失われた状態で女神アフロディーテがモデルとされています。

”ジャスミン、ネロリ、モクレンのはなびら、マグノリアの艶、アンバー、聖なる木パロサントの白い静けさ。永遠にみずみずしく、軽やかに時空を超えて、揺るぎなく、抽象的な大理石の女神の美しさは、喜びの魂を昇華させる。”

甘くて重いアンバーの香りと、ほんのりと香るフローラルなお花の香りが女性を思わせるうっとりとした香り…夏には少し向かない香りかもしれませんが、寒くなってきた季節に使いたくなる甘い香水です。

グランド·オダリスク

ナポレオンの妹カロリーヌ・ミュラがドミニク・アングルに注文したとされている『グランド・オダリスク(LA SRANDE ODALISQUE)』で、長椅子に裸体で横たわる女性を描いた作品で巧みなデッサンと官能的なモチーフが魅力の作品です。

”ペッパー、カルダモン、クミン、シナモン。なぜならオリエンタルな環境にいるのですから。お化粧の残り香はライスパウダー、ヘリオトロープ、トンカビーン、ベンゾアンを使い女性らしいタッチを加えます。最後にミスティカルでスモーキーなインセンスとミルラを加えました”

ユニセックスな香りです。
調香のライナップを見るともっと甘い香りなのかなと思ったんですが、少しシトラスというか爽やかな香りもあって、性別関係なく使いやすい香りだと感じました。オールシーズン使えると思います!

かんぬき

『かんぬき(LE VERROU)』は18世紀フランスでジャン・オノレ・フラゴナールによって描かれた絵画で、嫌がる女性を抱き寄せる男性が扉にかんぬきをかけるという現代的な視点で見ると少しショッキングな作品です。

”頭に次々と浮かんだのは百合、林檎と栗でした。百合の重く、温かい香りは間違いなく必要でした。スキャンダラスな花でもあり、女性らしく、フローラルさもスパイシーさも備えた香りです。”

こちらもグランド・オダリスクと同じく、ライナップを見た感じよりは軽くて使いやすい香りだと感じました。百合の香りが強いのかな?
好き嫌いの分かれにくい香りだと思います。

庭園での語らい

こちらは私も大のお気に入りでオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーを購入する前に、現品でボトルを購入しました?
『庭園での語らい(CONVERSATION DANS UN PARC)』はトマス・ゲインズバラ作の名画で、パステルカラーの美しいドレスを着た女性を若い男性が口説いているというシーンを切り取った作品です。

庭園での語らい

”恋人達が語らう劇場、緑と木々の緞帳に、ベリーと柑橘系をアクセントにした太陽の光が魂の神殿を照らす。ペパーミントの絨毯に、ドレスの絹のすそがバラの花弁のように舞う。言葉にならないささやきが飛び交い、恍惚に酔いしれる。”

ルーブルコレクションの中では一番軽くてあっさりとした香りだと感じました。フローラルでだけどどこか爽やかな香りなので、個人的に一番オススメしたい!と思います。

ルーブルコレクション外4つ

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーにはルーブルコレクションの8つの香りに加えて、オリジナルの4つのミニボトルが入っていました。
こちらはコレクション外なのですが、現品ボトルが定番アイテムとして販売されていますので、こちらも併せて楽しむことができます?

  • フルール・ドランジェ・ドゥ・ベルカンヌ
    新鮮で豊潤なオレンジのト葉と花の香り。
  • チュベローズ・ドゥ・メキシク
    白い花の女王チューベローズいクローブとバニラのスパイスが利いた香り。
  • リケン・デコス
    グリーンと鉱物のベースに苔とガルバ南無を加えた香り。
  • ローズ・ドゥ・ダマス
    バラの花束にジンジャーとベチバーのアクセントを加えた香り。
驚くいろは
いろは

香りを言語化するのが難しくて長くなってしまったんですが、こちらで紹介したルーブル美術館コレクションは2021年1月1日までの販売なので早めにチェックしてください!

Thank you for reading💓
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